イワチドリ Amitostigma Keiskei Schiecht (ラン科) 別名:やちよ

本品は紀伊半島南部のものですが、一般には本州中部山中の岸壁上に生育する
多年生の草本で、高さは7〜10cmほどになります。地下には花茎一つについて
一粒のアズキ大の紡錘根と2,3本の細い根があります。

4〜5月頃、茎の先に数個の淡紫色か白色の可愛い花をつけます。
日本名の岩千鳥は岩の上にはえ、花は千鳥の形をしていることから
名付けられたのでしょう。  別名:の「八千代」は美称でしょう。

一年に1球が2球に、調子が良ければ3球に増えます。
お正月が過ぎた頃、球根を掘り起こして少し芽の出た方を上にして
肥料気の無い通気性、保水性の良い土に植えてやるといいようです。
これは昨年植え替えたものを友人の田村雅弘氏から頂きました。

増やそうと思われる方は花が咲き終わったら花がらを取り去って、半日ぐらい
日光の当たる所において育てるのです。
    花が咲いている間室内でおいて水は一週間に一回湿す程度

トップへ